ホーム » 事前調査② 近隣の現状調査

スポンサードリンク

事前調査② 近隣の現状調査

地盤設計結果にもとづいて対策工を行い、造成工事を行っても、周辺地盤に予想以上の影響が生じる場合があります。地盤は複雑で、地盤設計で予想した動きよりも激しい動きをすることがあるからです。このような場合、近隣家屋に被害に発生し、修理費の補償の必要が出てきます。この被害額の確定のために、工事前の近隣家屋や施設の状況を確認しておく必要があります。

しばしばあることですが、工事前からあった家の傾きや亀裂を工事と関連付けて補償を請求される場合があります。このようなことにならないためにも、工事前の状況確認は必要不可欠です。

現状調査での確認項目は、近隣家屋の柱・床の傾き、付帯設備の状況(亀裂・傾き)などです。特に堀や壁の亀裂の大小は紛争の原因となりますので、亀裂の位置や大きさを記録に留めておきましょう。

現況調査を行っても、住民にその状況を十分に説明できていない場合、やはり紛争のもととなります。そのため、調査結果は、工事前に各戸に報告し、工事の説明とともに、現況の説明を十分行うようにしましょう。近隣の人々は、造成工事に必ずしも好意を抱いていない場合があります。そのため、近隣住民の視点に立って適切な情報を適切な時期に提供し、紛争の種を事前に取り除きましょう。このよな努力が企業の価値や評価を高め、その結果、遺産相続の際の土地活用に関する相談などを受けるかもしれません。開発行為にあたっては、住民感情に配慮した対応を心がけましょう。