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造成地の引渡し時のリスク

造成工事が完了した時に生じるリスクとして、要求した品質を満足しない造成地を引き渡されるというリスクが生じます。

たとえば、造成後に地盤改良の必要がない地盤を造成することが要求品質であったとしましょう。施工者は、要求を満足しているとした検査結果を提出してきたが、販売後に土地の買主が地盤調査したところ、地盤改良が必要であると言われたという場合、土地の売主は買主から損害賠償を請求される可能性があります。このトラブルの根底には、地盤の品質を規定する方法が一種類ではないという問題があります。つまり施工者の評価方法では要求を満足する性能を有しているのですが、別の地盤調査会社の評価手法では、住宅を建てるために十分な性能を有していないということです。

この点を争点とした紛争は専門的な見識も必要となり長引く傾向にあります。また、造成を行った不動産業者にとっては、問題が表面化した区画以外の土地に対しても同様の問題が発生する可能性があり、造成事業そのものが頓挫する可能性があります。
この場合、要求する性能や品質だけでなく、要求性能を評価する手法や品質だけでなく、要求性能を評価する手法や準拠する基準で定めておく必要があります。公共事業の場合、トラブル回避を目的として設計の際従うべき設計基準、完成品の評価方法など細部にわたって規定する場合があります。

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