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日常的な沈下

軟弱地盤上に造成を行う場合、盛土荷重によって長期に渡る圧密沈下が生じる可能性があります。

圧密沈下とは、粘土などの水はけの悪い地盤に見られる現象です。地盤の沈下は、地盤内のすき間が盛土などの重さで縮むために起こるものですが、水はけの悪い年度の場合、すき間が水で満たされているため、この水が抜けながら沈下が進むため、沈下が終了するまでに長時間かかります。

たとえば、3m厚の腐植土層が堆積する水田跡地に1.2m程度の盛土を行う計画に対して圧密沈下解析を行った事例では、沈下量は約50cm、沈下終了するのに要する時間は約10年間と予測されました。このように、圧密沈下は、長期にわたって生じるため、その対策は困難です。

軟弱地盤上に造成された宅地の場合、圧密沈下の影響で、道路がかまぼこ状になっている光景をしばしば見かけます。これは、道路中央に水道管などのライフラインが埋設されているため沈下しませんが、その周辺は無対策なので、道路中央だけが取り残されたように沈下します。

また、歩道のインターロッキングブロックが激しく上下したり波打ったりする場合がありますが、これも、ブロック下部地盤の軟弱さによることに起因します。

このような、圧密沈下は長期にわたって発生します。造成直後は美しい街並みでも、時間とともにひび割れだらけのみすぼらしい街になる可能性があることを理解してください。