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造成工事中のトラブル

軟弱地盤の上に土を盛る(盛土する)と軟弱地盤は下方に縮む(沈下する)だけでなく、横方向に広がります。風船を押しつぶすと横に広がるのと同じ原理です。横方向に広がろうとする地盤はやがて上に盛り上がります。つまり、盛土したところは下にくぼみますが、盛土の周辺は上に盛り上がるのです。又、盛土の周辺は上に盛り上がるのです。また、盛土のごく近くの地盤は、盛土下の地盤が沈下するので、これに引っ張られて斜め下方向に変位します。

このように、盛土周辺の地盤は軟弱地盤の横方向の動きにより非常に複雑な変位をしますので、横方向の動きを制御するような対策をとらなければ、盛土近隣の住宅は傾いていしまいます。

水田や沼の跡地や堤防近くの低湿地などには、腐った植物を多量に含む土(腐葉土)が堆積していることが多いのですが、この土は非常に横方向に動きやすく、この土が堆積する場所での造成工事には十分注意を払う必要があるでしょう。

地盤の特性を十分調査することで、地盤の動きを精度よく把握する事が可能です。

地盤調査や詳細な土質試験などはコストがかさむので敬遠されがちですが、精度の高い調査と調査結果の評価及び精度の高い設計によって効果的な施工方法を確定することも出来ます。コレにより全建設コストの低減も可能となります。軟弱地盤を対象とした大規模な盛土工事では、現場が住宅地に近接する場合、十分な地盤設計を行わないと甚大な被害が発生する可能性があるのです。